Green Pac G3

  • 硬化な添加剤を必要としない、水だけを使ったエコで経済的なシステム
  • 制御PCによるコントロールシステムは日本語&日本製。簡単に構築・稼働することができます
  • 日本製の機材を主要部品に採用。全国のサービスネットワークで対応します
  • 特殊マニフォールドで複雑な調整をしなくても微細な気泡を発泡させフォームドアスファルトを製造
  • 噴射する水の量は0.01%単位での調整が可能
  • 主要15項目を制御システムが監視。万が一のトラブル時にはアラームで警告、内容を表示します。

現在のアスファルト舗装業界では、中温化アスファルト合材によってもたらされる、エネルギー消費量の削減、排出ガスの削減、目に見える煙の除去などの利点がよく知られています。主な利点として、中温化技術により従来の非常に高温な合材よりも低温な合材を配合・製造することができ、 さらに液体アスファルトの粘度は低下した温度でも低粘度を維持できるため補装現場で施工性を改善することができます。

ASTEC中温化合材製造装置は、添加物や特別なアスファルトを使用せずに、低コストで低温なアスファルト合材を製造できます。その理由として、まずAstec中温化合材製造装置は微量の水だけを液体アスファルトに注入して微量の蒸気泡を作り出します。そして、これらの小さな泡は液体アスファルトの粘度を低下させるように作用し、混合物を低温で加工することを可能にしています。

酸化の低減

液体アスファルトの温度が3.8℃上昇するごとに液体アスファルトの酸化速度が倍になるといわれています。そのため、通常の温度よりも低温で製造されたアスファルト合材は液体アスファルトの酸化を低減することができ、結果として舗装寿命の延長をもたらすことになります

ブルースモークの低減

下図のサイロでは、左側のサイロには通常の高温のアスファルト合材が貯蔵されています。 右側サイロには、Astec中温化合材製造装置を使用して低温で製造されたアスファルト合材が貯蔵されています。 右サイロから出る煙(ブルースモーク)が少ないことは明らかです。 煙(ブルースモーク)が少ないという事は、つまり、目に見えない排気と臭いが減少するという事を意味します。また、煙(ブルースモーク)の量が少ないのは、アスファルト合材がサイロから排出されるときだけでなく、アスファルト合材が舗装現場で使用される時にも同様の事が言えます。

ソレノイド噴射

ASTEC中温化合材製造装置はインバーター制御のピストンポンプにより、水がシステムに正確に計量供給されます。 インバーター制御は、生産速度が増減しても一貫した水の流れを提供します。 水は高圧空気を利用して連続的に噴射する2つのステンレススチールノズルから液体アスファルトに注入されます

ACマニフォールド

水が液体アスファルトに注入されると、水滴が急速に蒸気に変わり、粘性を低下させるために必要なマイクロバブルが形成されます